ゼロからはじめるメイド生活。

【潜入レポート】国際通りの深海都市。アビスラポルテで人魚と紡ぐ、もう一つの物語

どうも。コンカフェ巡礼20年、プロデュース歴15年。業界の生き証人、ヤマです。

「ブルーエッグ沖縄」の地上階からさらに「深く」潜った先、そこには国際通りの喧騒を完全に遮断した神秘の空間が広がっていました。今回私が足を運んだのは、同じくドン・キホーテ2階に鎮座する深海都市——『Abyss la portée OKINAWA(アビスラポルテ オキナワ)』

ここは人魚(マーメイド)たちが、いつか人間になるために修行を積んでいるという物語が進行する聖域。15年店を作ってきた私の視点から、その緻密な設定と驚きのシステムを徹底レポートします。

1. 圧倒的な没入感。深海を旅する「アブストラクト」な世界

扉の先は、ブルーとシルバーを基調とした静寂と輝きの世界。ゲストは「旅人」として、深海に住むマーメイドたちの成長を見守る役割を担います。

内装から照明、そしてマーメイドたちの丁寧なロールプレイに至るまで、「深海」というコンセプトの整合性が極めて高い。15年プロデュースに携わってきた私でさえ、一瞬で「地上」の記憶を忘れさせられるほどの没入感です。

くらげ@Abyss la portee OKINAWAちゃんは名前ばかりか髪型や動きまでクラゲでした。

2. 独自通貨「パール」が紡ぐ、深海の経済圏

アビスラポルテでは、地上の通貨ではなく**「パール」**という独自の単位で時間が流れます。

  • ソフトドリンクコース:30分 1,200パール
  • アルコールコース:30分 2,200パール

特筆すべきは、初回限定のセットメニュー。好きなマーメイドと写真が撮れる「チェキセット」や、目の前でマーメイドがお絵かきを披露する「お絵かきセット」など、コンカフェの醍醐味を凝縮した設計になっています。

3. 「銀貨」と「音符」。収集欲を刺激する緻密なゲーム性

業界の生き証人として私が最も唸ったのは、そのやり込み要素の深さです。

  • 銀貨:滞在1時間につき1枚配布。
  • 音符:雨の日などの特定条件で手に入る希少なアイテム。

これらを組み合わせることで、**「マーメイド手作り弁当」「限定アクリルスタンド」**といった、お金では買えないプレミアムアイテムと交換できるのです。さらに、お会計1,000パールごとに貯まる「スコアカード」は、100万メダル(ポイント)を超えるような伝説的な称号へと続いていく……。この「通えば通うほど、この世界の住人になれる」感覚は、まさにプロの仕事です。

修行中のなぎさちゃん、新規のお客さんにカードを配ってました。指導が行き届いているのがわかります。

4. 響き渡る歌声と「アトランティス」の謎

アビスラポルテの真骨頂は、店内に設けられたステージでのリクエストです。

  • カラオケリクエスト:修行中のマーメイドが歌声を披露。
  • ステージリクエスト:マーメイドの歌とダンスで、深海の夜を華やかに彩ります。

このパフォーマンスこそが、彼女たちが人間に近づくための大切な儀式。そして、一定回数以上の来店(10回目安)を果たした熟練の旅人だけが注文を許される「アトランティスセット」なる特別メニューも存在します。深海のさらに奥底——。一度潜れば、その「さらなる深淵」を知りたくなる、実に見事な設計です。

余談ですが15年前に僕が考えた「カラオケリクエスト」が沖縄にまで浸透しているのは感慨深いものがあります。元々スナックなどで男の歌を聴きたくないという個人的なわがままから発想したメニューですが、池袋警察署などにも確認し風営法に抵触しないための施策でもあったのです。ステージを作ってお客さんが歌えない環境であれば風営1号を取得する必要がないのです。また、声優やアイドルを育てるための投げ銭の仕組みでもあります。ビートルズが売れる前にパブなどでカバー曲を披露しながら活動を続けるヨーロッパやアメリカで一般的だったものを日本のポップカルチャー文化に導入するためのものでもありました。

【総評】「物語」の一部になりたいあなたへ

『Abyss la portée OKINAWA』は、単なる飲食店ではありません。「深海」という概念を、通貨、称号、そしてパフォーマンスで完璧に具現化した体験型エンターテインメントです。

15年店を作ってきた私から見ても、これほどまでに世界観の整合性が高く、ゲストの「収集欲」と「承認欲求」を上品に満たしてくれるお店は稀有。沖縄の夜、日常を脱ぎ捨てて新しい物語にダイブしたいなら、ぜひこの深海都市を訪れてみてください。

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